こちらのページではホイール修理にまつわる用語を説明している。DIYに挑戦する際に、色々と自分でも調べる事になるはずなので、その際の参考にして欲しい。特殊加工や修理道具などについて分りやすく記載したつもりなので、興味のある方は、是非、読んで欲しい。技術だけでなく、知識を増やす事が、DIYを成功させる1つのカギになるだろう。
傷を補修した後に、塗装する前の足付けとして塗布するのがプライマーである。傷の状態によってパテやサフェイサーなどを使い分けることができるようになれば、プロに一歩近づいたと言ってよいだろう。プライマーはキズ埋め効果が薄い、境界線やペーパー目が消したい場合はサフェイサーを使った方が無難だ。適度な距離を保ち、ボカシ効果を考えて全体的にまんべんなく塗布してくことが綺麗に仕上がるコツ。
アルミホイールに、コーティングを施工することで汚れを落としやすくすることが可能だ。特に欧州車に多いブレーキダストの汚れを落としやすくするにはコーティングは効果的といえるだろう。汚れの付着を防ぎ、付着した汚れを除去しやすくできるためブレーキダストに悩まされている方は、是非、コーティングに挑戦してみて欲しい。
カケてしまった箇所がある場合はアルミパテを使用し補修を行う。市販されているアルミパテは硬化するまでに数時間~数十時間必要であるのに対し、プロが使用している特殊なパテは耐久性などを維持しながらも短時間で硬化するようだ。アルミホイール修理のDIYに挑戦する場合はじっくりと時間をかけて、硬化するまで待つことが大切。パテがしっかりと接着するために脱脂処理なども事前にやっておく必要がある。耐久性を考慮して手順を踏んで作業を進めよう。
シルバー塗装は基本と言って良いだろう。シルバーといっても、車種やメーカーによって、明るめのシルバー、黒っぽいシルバーなどがある。ガリ傷、カケ、塗装剥離など様々な状態の傷を補修して、その上からオリジナルに限りなく近い色を作成して再塗装を施すことで、傷痕が目立たなくなる。DIYに挑戦する際にも、オリジナルに近い色を作成し、傷痕が目立たなくなるようにボカシ具合なども考えながら馴染むように塗装することが大切だ。
ダイヤモンドカットはポリッシュホイールの一種。光の加減や見る角度によって虹のように7色に輝くことが特徴だ。最先端機械の特殊旋盤を使用しなければ、虹のように輝くヘアライン加工を再施工することはできない。そのためDIYでの施工は不可能といってよいだろう。この最先端機械を所有している施工店もそれほど多くはないため、ダイヤモンドカットホイールに傷ができてしまった場合には、修理することができるのかをしっかりと確認することが大切だ。
ハイパーシルバーとは、金属調の輝きを持つシルバーの事。3コート塗装という重ね塗りに特徴があり、ベースとして下地に塗る色とその上に塗るシルバー塗料の量によって、輝きと色味が変わる。例えば、ガンメタリック調にも、高級欧州車に代表される重厚感のある明るいシルバーカラーなど、シルバーの量を調整する事によって仕上がりを変える事ができる。